<< 1つ前のページへ戻る | ホーム > 開発・改善商品 > 「産直野菜で作った糖しぼり大根」


パルシステムの漬物でもトップクラスの人気商品に!
パルシステムからの「組合員のみなさまに定番品として長くご利用いただける漬物を開発したい」という要望のもとに、「産直大根をつかった漬物」を開発することになりました。
事務局の呼びかけに集まったのは、パルシステム東京(当時:東京マイコープ)の組合員6名です。グループ名をそのものズバリ「産直大根漬物隊」と決定して、大根漬けの毎日がスタートしました。
まずはパルシステムで扱っている大根の漬物や市販のいろいろな大根の漬物を持ち寄り徹底的に試食しました。「味噌漬け」「浅漬け」「たまり漬け」「糟漬け」「つぼ漬け」「古漬け」「糖しぼり大根」などなど定番品として長くたべたい漬物について、一人ひとり意見をだしあいました。ひとくちに「大根の漬物」と言ってもたくさんあることをメンバーはあらためて感じました。
産直産地の「野菜くらぶ」(群馬県)の生産者が設立したグリンリーフ(株)に定例会に来ていただき学習会を開催しました。
グリンリーフは「糖しぼり大根」の開発を希望している話をうかがい、メンバーも了解の上で8種類の糖しぼり大根の試食をしました。その中で「直漬け・上白糖」が好評だったのでこれをベースに「甘さ控えめ」「皮付き大根を使ったもの」「昆布を加えたもの」の試作をお願いしました。この試作品はメンバーが知り合いに食べてもらい53名の意見をまとめました。
「あっさりしてたくさん食べられる」「漬物としてどっさり食べたい」「お酒のおつまみやおやつにも食べられそう」と「塩分3%・皮付き」のサンプルが好評。ただ産直大根は農薬に頼らず栽培しているため、虫食いなどの皮がクレームになる可能性があるので、最終的に皮なしで具体化していくことを決定しました。
「塩分3%皮なし」のサンプルを、パルシステムの商品検討の会議に提案したところ、かなり厳しい評価に。「糖しぼりは水分を抜いてうまみを浸み込ませる製法なのに、水分が抜けたシワシワ感がなく、歯ごたえが中途半端」という意見を受け止め、再度仕切り直しで意見をだしあいました。一般的な糖しぼり大根は皮付きでシワシワ感があるので、改めて皮つきで開発しようという方向性に。
一般に馴染みのある「糖しぼり大根」に近づけるために、グリンリーフさんに調整をお願いした結果、上白糖と食塩、米酢を使用、砂糖の量も調整し、さらに皮付きでおいしさUP。メンバー全員一致納得の味わいに。家庭の中でふつうに使用されている調味料のみしか使用していないのも、大きなポイントです。
仕切り直しとなりましたが「新商品はパルシステムの商品選考会で評価され、選考委員7割以上のOKが必要」などパルシステムとしての厳しい基準や開発担当の苦労など、商品づくりの難しさが実感できる取り組みとなりました。「産直野菜で作った糖しぼり大根」は今ではパルシステムの人気商品に成長!2009年10月には、糖しぼり大根製造時にできる端材も活用した「ゆず大根」も発売。産直の原料を使用した加工品の開発がいっそう進んでいます。